第5期風疹ワクチン定期接種について

 昨年全国で風疹患者が増加し社会問題化しました。充分な抗体(免疫)を持たない妊婦が妊娠初期に風疹にかかると、先天性風疹症候群と呼ばれる、目や耳、心臓に障害を持ったお子さんが生まれることがあるからです。市町村は今年7月、現在40歳〜47歳の男性(昭和47年4月2日~昭和54年4月1日生まれ)全員に風疹の抗体血液検査、及び陰性の方へのワクチン接種を公費で行うためのクーポン券を郵送しました。これは、この年齢の方に風疹に対する免疫を持っていない人が多いためです(昔は現在のように子ども、特に男性への風疹ワクチン接種は公費で行われていませんでした)。対象者にはまず血液検査を受けていただき、風疹に対する十分な抗体があるかどうかを判定します。十分な抗体が無いと判定された方へはワクチン接種を行います(実際にはMRワクチンという、麻疹に対するワクチンも混合されています)。当院では、このクーポン券をお持ちの方からの検査依頼を電話で受け付けております。このクーポン券は来年3月31日までの期限がありますので、検査、予防接種ご希望の方はお早目にご来院ください。

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